6月30日といえば何の日を思い浮かべますか?
調べてみると、ノーベル物理学賞を受賞した人たちにまつわる記念日がありました。そのうちの一人はあの有名なアインシュタインがいました。
さてここでは、アインシュタイン記念日を含む「6月30日といえば何の日か?」に関する事や、その年の6月30日の主な今日の出来事などをまとめました。
6月30日は何の日?
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夏越の祓
6月30日は1年の折り返し地点で、特別な意味を持つ日です。半年の間に溜まった身の不浄を祓うための禊ぎをする「夏越の祓」が行われます。旧暦では6月30日に夏を越し、秋を迎えたということが夏越しの名前の由来です。
夏越しの祓での代表的な行事としては、芽で作った輪をくぐると身が清められ、残りの半年を健康で過ごせるとされる「芽の輪くぐり」があります。
夏越ごはんの日
夏越の祓の行事食として生まれた「夏越ごはん」。これは米穀安定供給確保支援機構が提案し、この日を「夏越ごはんの日」と定めました。
夏越ごはんは一年の前半の厄を払い、残り半年の無病息災を願うものです。茅の輪に見立てられるかき揚げの具材には、夏野菜が使われます。栗や豆が入ったご飯にかき揚げを乗せ、しょうがを効かせたおろしだれがかけられた料理だそうです。
ちなみに、ここでは詳細は割愛しますが、夏越の祓に古来より「水無月」という食べ物も食べらてきました。
アインシュタイン記念日
1905年(明治38年)6月30日、アルベルト・アインシュタインが「特殊相対性理論」に関する最初の論文を物理雑誌に提出したことを由来とし「アインシュタイン記念日」が定められました。この記念日は物理学の認識を根本から変えるという第一歩を踏み出したことを記念した日です。
意外にもアインシュタインは幼い頃、勉強嫌いの落ちこぼれで「のろま」とあだ名をつけられ、大学受験にも失敗したそうです。
しかし、アインシュタインが次々に世に出した論文は評価され、1921年(大正10年)にはノーベル物理学賞を受賞しました。そして、のちに「二十世紀最高の物理学者」「現代物理学の父」とも呼ばれるようになりました。
トランジスタの日
出典:写真AC
1948年(昭和23年)6月30日、ウィリアム・ショックレー、ジョン・バーディーン、ウォルター・ブラッテンが発明したトランジスタが初めて公開されたことを記念して「トランジスタの日」が定められました。
トランジスタにより人々の生活は大きく変わり、この功績により3人は1956年(昭和31年)にノーベル物理学賞を受賞しました。
トランジスタについて
トランジスタは、電子回路内で信号を増幅するほか、信号により電気を流したり、止めたりすることができる部品です。
電子部品としては最も普及しており、ゲーム機、オーディオ機器、スマートフォン、自動車と様々な分野で利用されています。
※縁起の良い日についてはこちらの記事にまとめています
縁起の良い日・悪い日
今日の出来事
ここでは、その年の6月30日にあった主な出来事を一覧でご紹介します。
2021年6月30日(水)の主な出来事
錦織選手、通算100勝目
テニスの錦織圭選手がウィンブルドン1回戦で勝利し、4大大会通算100勝目を上げた。日本人選手としては初めての100勝目となった。
ツール・ド・フランス、観客を逮捕
6月26日、ツール・ド・フランス第1ステージのスタート直後、観客の女が掲げたプラカードに選手がぶつかり、大クラッシュが発生した。クラッシュ後、女は現場から行方をくらましていたが、6月30日に警察に逮捕された。
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